本校情報科では、2013年9月にレゴマインドストームEV3を導入し、情報の時間に、一部のクラスでレゴマインドストームを使った情報授業を展開してきました(来年度から全クラスで実施する予定)。レゴマインドストームEV3本体には、ARM9というマイコンが組み込まれており、自分たちで自由にプログラミングして、組み立てたロボットを動かすことができます。
「グループで協力してロボットを作成し、プログラミングし、ロボットを動作させる。課題を解決する作業を通して、適切な問題解決を行うことができる能力と態度を育てる。」というような目標をたてて、授業を開始しました。グループ分けをして、その時間の課題を出して作業を開始すると、生徒たちは夢中になってロボットの作成に取り組みました。生徒は工夫して協力して改良を繰り返して積極的に課題にチャレンジしていきます。問題解決とかPDCAサイクルとか専門的な教育用語もありますが、生徒たちは自発的に問題解決を進めていきます。教員はときどきアドバイスをするだけです。教員として驚きの体験でした。生徒たちは毎週の授業をとても楽しみにしており、教員側も授業の準備や課題の立案を苦しみながらも楽しく進めていくことができました。